Youth Co:Lab SDGsビジネスコンテスト受賞者 シンクシー サモアでのJapan SDGs Innovation Challenge for UNDP Accelerator Labs の活動を終了
2024年5月21日
株式会社シンクシー(tototo) 代表 野口 朋寿氏)は、国連開発計画(UNDP)と2023年1月より共に実施してきた Japan SDGs Innovation Challenge for UNDP Accelerator Labs の活動を終えました。
本チャレンジは、UNDPが開発途上国における課題の新しい解決策を創出する活動として、内閣府の拠出金を原資に2020年から実施してきました。UNDPが世界91カ所に展開しているAccelerator Labs(活動対象115カ国)と日本の民間企業と連携し、現地のニーズに対応する解決策を共に創案するものです。
株式会社シンクシーは、持続可能な開発目標(SDGs)達成に貢献する若手社会起業支援プログラム Youth Co:Lab(UNDP・シティファウンデーション共催)の ソーシャル・イノベーション・チャレンジ 日本大会 2021でアイディア賞を受賞した経歴を持ちます。さらに、本チャレンジの連携企業に選出され、2023年から、サモアにあるUNDPの Accelerator Labおよび現地のコミュニティと連携しながら、同社が保有する、廃棄されてきた魚の皮をレザーに変える「フィッシュレザー」の開発・製造技術を伝授しました。
株式会社シンクシー代表野口さんとチームは、2023年に合計約50日をサモアで過ごし、フィッシュレザーの制作設備の検討・フィッシュレザー制作技術指導・レザー加工商品のコンサルティングなどを実施しました。
本プロジェクトに参加したサモアメンバーの一人は、「サモアでは、人々は魚の皮はゴミだと考え、魚を切り身にして皮は捨てます。ですが、シンクシーのプロジェクトメンバーは、魚の皮はゴミではないことを教えてくれました。」「魚の皮を加工することで利益を生み出し、私たち家族が収入を得る事ができます。」と話し、今後のサモアにおけるフィッシュレザー技術を用いたビジネスの発展への期待を述べました。
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UNDP Accelerator Labs(A-Labs)について
UNDPは世界91ヵ所にUNDP Accelerator Labs(A-Labs)を展開し、現地の政府や様々な団体、そして民間企業と連携しながら、SDGs達成を目指して、開発課題の新しい解決策を創出する活動を進めています。2020年度より、内閣府の拠出金を原資に、A-Labsが特定した現地の課題について、日本の民間企業とA-Labが連携して解決策を創出する「Japan SDGs Innovation Challenge」を開催しており、これまでに9つの日本企業・団体等にご参加頂きました。本事業では一般社団法人 Japan Innovation Network (JIN)が伴走しながら、日本企業を支援しています。(過去プロジェクトについてはこちら)